アメリカ遠征 – The beginning of the journey-

 約2週間に及ぶアメリカ遠征が終了しました。

まずは、この遠征に関わって下さった全ての人に感謝です。

本当にありがとうございました。

 今回帯同して感じたのは、彼らの成長を身近で感じる事が出来たのはとても大きな収穫でしたし、それと同じ位彼らの甘さも見る事が出来た瞬間でした。

君達は本当にバスケットが好きなのか?

本当にバスケットで生きていく覚悟があるのか?

常に練習から君達に問いかけている事だけど、正直日本ではそのような子が圧倒的に少ないのであまり響いてなかったのかもしれない。

ただ今回Texasの強豪校に所属する選手達とピックアップゲームをさせてもらい、SCAという全米でもTop 10に入る高校生達のバスケットを肌で感じとり、バスケットで本気で生きて行く覚悟のある選手がどの様な選手なのか。

この遠征を通して現実を見れたと思う。

 “俺は自主練頑張ってます!“ “俺は頑張ってやっている“ “俺はやってるのに“

君達からはそんな言葉をよく聞く。

はっきり言って君達の取り組み方を観ていてやっているなんて思えないし、それを評価するのは他の人間であって自分ではない。

そんな事を言ってる時点で、自分に酔っているだけだし、ダサいやつの言うことだ。

彼らのIntensityの高さ、Hard work、練習に取り組む姿勢、一つのポゼションに対する必死さ、ボールに対する執着心。

もっともっと君達のスタンダードを上げなければいけない。

本当に自分の目標を達成したいのであれば自分に矢印を向け、もっともっとやらなければいけない。

 今回遠征に来たのは高校1年生の5人。

高校の3年間というのは自分の目標に対して限りなく近づく為の準備期間だと思う。

まだ高校1年生だしっと思ってるかもしれないけど、高校の3年間なんてあっという間に終わってしまうし、時間はないという危機感をもっと持たないといけない。

この遠征を通して、君達がどれくらい成長してくれるかを楽しみにしている。

君達の旅はまだ始まったばかりだから。

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 最後に

今回の遠征ではD1の施設見学、高校見学、トレーニング、トーナメント、SCAトライアウトキャンプ、NPBA主催のCampとバスケットを詰めるだけ詰める内容にした遠征でした。

今回の収穫としてはSCAという全米でもTop 10に入る高校からBoogie’sから3人オファーを貰ったということが一番の収穫じゃないかと思います。

オファーの内容はここでは詳しく言えませんが、あり得ないくらい破格の内容です。

3人がどうゆう選択をするかわかりませんが、悔いのない選択をしてほしいと思う。

 アメリカでバスケットボールをしたいという子供は沢山いると思う。

その中でも今回君達はアメリカに来れてバスケットが出来て、君達がどれほど特別な体験をしたか。

アメリカでバスケットをする事は当たり前じゃないし、誰もができる経験じゃないということを理解しなければいけない。

自分達がどれほど恵まれてて、幸せなのか。

 正直君達を観ててすごく羨ましいと感じた。

選手として本気でバスケットに向き合える時間、アメリカでバスケットが出来ている君達をとても羨ましく思う。

アメリカでバスケットをするというのは自分でも特別な場所だし、日本でやる以上にやりがいを感じ、純粋にバスケットボールを楽しんでプレーできる場所。

もちろん厳しさもあるけど、それ以上に楽しさが上回る位純粋にバスケットボールを楽しめる。

今までは自分が選手として勝負しに行く所であったから、

今回そうじゃなくなったんだな。っと少し寂しさを感じた。

いつまでもバスケットを本気でプレー出来るわけではない。

だからもっともっと毎日を大切に、悔いのない様に常に全力でプレーしてほしい。

君達の未来を楽しみにしている。